McIntosh MC462 (マッキントッシュ・パワーアンプ)
McIntosh MC462 (マッキントッシュ・パワーアンプ)
◆450W+450W(2Ω、4Ω、8Ω)の定格出力。ワイドレンジ出力オートフォーマーは、2、4、8Ωいずれの負荷においても、理想的なインピーダンスマッチングを実現し、10Hz ~ 100kHzという驚愕の広帯域特性を犠牲にすることなく、各負荷に同等の出力を供給します。 また、2 ~ 8Ω負荷において、微小レベルから最大出力まで、周波数帯域の全域にわたって最大で0.005%以下というほぼ測定限界レベル以下の超低歪み(全高調波歪率)を達成、極めて高い音の純度を実現しています。
◆前モデル MC452から引き続き、出力素子にはThermalTrak出力トランジスターを採用しています。これは一般的な3ピンのトランジスターと異なり、バイポーラー・トランジスターと温度検出用ダイオードを1パッケージにした5ピンのデバイスです。トランジスタを流れる電流量によりデバイスの温度が変化するのを内蔵する温度検出用ダイオードでリアルタイムに素早く検知しバイアスを補正、短時間で出力デバイス自身の動作温度を安定させます。これによりトランジスターの動作温度の安定性が高まり、温度変化による音質への影響から解放されます(一般的な3ピンのトランジスターでは、外付け温度検出デバイスを用いるため補正にタイムラグが生じます)。
◆前モデル同様のクワッドバランス回路設計(入力から出力までが完全バランス回路で構成されています)。 入力された正相(プラス)および逆相(マイナス)の信号は、完全バランス増幅され出力トランス”オートフォーマー”内で結合され出力されます(アンバランスの入力信号は、入力直後バランスアンプを経由しバランス信号へ変換されます)。 クワッドは、”4重” と言う意味になります。入力信号は、ホットおよびコールド側それぞれ2つのマッチングされた増幅回路によってプッシュ・プル動作で増幅されます。合計4つの増幅回路によって増幅されることからクワッド(4重)バランス回路と呼んでいます。
◆特許のマッキントッシュパワーガード回路はアンプのオーバードライブを防止し、スピーカーを破損する強烈な歪み音を含むクリッピング出力を防ぎます。
◆セントリーモニターとサーマル・プロテクション:マッキントッシュのセントリーモニターパワー出力段保護回路により長期にわたり故障なく使用できます。ビルトイン・サーマルプロテクション回路はオーバーヒートを防ぎます。また、パワートランジスタの不具合などによるシステムの損傷からスピーカーを保護します。
ガラスパネルと鏡面仕上げシャーシ:マッキントッシュ伝統の漆黒ガラスフロントパネルおよび鏡面仕上げのステンレス・スティール・シャーシは、簡単なお手入れでいつまでも新品同様の輝きを保ち続けます。
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定格出力 450W + 450W(2/4/8Ω)
出力インピーダンス 2Ω、4Ω、8Ω
定格周波数帯域 20Hz ~ 20,000Hz
全高調波歪率 0.005%以下
ダイナミック・ヘッドルーム 3.0dB
周波数レスポンス 20Hz ~ 20,000Hz(-0.25dB、+0dB)
10Hz ~ 100,000Hz(-3.0dB、+0dB)
入力感度 4.2V(バランス)、2.71(アンバランス)
S/N比(A-Weighted) 122dB(バランス)、120dB(アンバランス)
混変調歪率 0.005%
ワイドバンド・ダンピングファクター 40以上
入力インピーダンス 22kΩ(バランス、アンバランス)
外形寸法 44.5(W) × 24.0(H) × 52.1(D)cm(突起部含む)
質量 52.3kg
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